こんにちは。
『戦姫絶唱シンフォギアGX』をチェックしている、ディレクターの藤木です。
さて、なぜか今、目の前には4Kのディスプレイが私の目の前に置いてあります。
デザイナーやエンジニアを差し置いて、社内で唯一4Kディスプレイを使っており、その使用感をレポートします。
4Kディスプレイを使っている理由
そもそもなぜ4Kディスプレイがここにあるのか。
本来はエンジニアのアンドレがこの4Kディスプレイを使用する予定だったのですが、使っているMacが4Kに対応していませんでした。
4Kのディスプレイを活用するには、パソコンが4Kに対応している必要があります。
ある日突然肩を叩かれ、振り返るとそこにはDELLの4K、27インチディスプレイを手に持ったアンドレが。
え?
「これ、僕の使ってるマシンだと対応してなかったみたいで、ちょっと試させてもらっても良いですか?」
と、私のMacBook Proに4Kディスプレイを繋ぎはじめた。
そのまま見守る。
「あ、出ましたね〜! おお、すごい! キレイ! 小さい〜!」
「ほんとだー! すごいすごい!」
「じゃあ、こっちのディスプレイ運んでおきますね」
「はーい」
うん?
あれ?
社内で4Kに対応したOSを所持している者が私しかいなかったため、半ば無理矢理交換させられました。
いや、いいんですけど、私がこんな高解像度のディスプレイを使っても、宝の持ち腐れでは。
というわけで、それ以来4Kディスプレイでディレクターの仕事をしています。
まず、今回の4Kディスプレイのスペックです。
デル 27型ウルトラHD 4Kモニター P2715Q
- 最大解像度:3,840 x 2,160(60 Hzの場合)
- コントラスト比:1,000:1(標準)、200万:1(DCR)
- 輝度:350 cd/m2 (標準)
- 応答時間:中間階調、 9 ms(標準)、6 ms(高速)
- 最大視野角:178 °(垂直) / 178 °(水平)
とりあえず、4Kって何なの? という初歩的なところからですね。
4Kってなんなの?
4K解像度(よんケイかいぞうど、フォーケイかいぞうど)とは、横4,000×縦2,000前後の画面解像度に対応した映像に対する総称である。Kは1,000を表す「キロ」の意味で、横・縦の解像度を意味する4K2Kとも呼ばれる。
ふむふむ、なるほど。
よくわかりませんね。
簡単に言うと、一般的なフルハイビジョンテレビの4倍の解像度・画素数で映像が見れちゃうってことです。
パナソニックのサイトが詳しかったので、読んでみてください。
テレビCMでも4Kのテレビが紹介されていますね。
2015年現在、日本ではまだまだ4K対応の放送は多くありません。2K以下のものがほとんどです。
2016年にはBSで、2020年には東京オリンピック・パラリンピックに向けて4Kや8Kの対応準備が進められています。
今回は、テレビではなく、仕事で使用するPCモニターとしての使用感になります。
4Kディスプレイを使うメリット
作業領域が広がる
ウィンドウをたくさん並べたり、項目の多い細かいエクセルの作業もラクラク!
今までウィンドウを切り替えてチェックしていた内容も、横に並べてデザイン・コーディングのチェックや比較が可能。
ブラウザのタブをたくさん開いていても、タイトル名が確認できるので、調べ物をする際にも非常に便利。
エクセルのシートは、左右や上下のスクロールが少なく全体を一覧できるため、プロジェクトの全体像が把握しやすい。
プロジェクトの進行管理をするディレクターにとっては嬉しいですね。
映像・写真がとにかくキレイ
フルハイビジョンの4倍の画質ともなると、今までのものとはまったく違います。
動画でも写真でも伝わりにくい「質感」までもが鮮明に伝わってきます。
細部まで鮮明にキレイ。まるでその場にいて、手で触れられそうです。
もし4Kのディスプレイをお持ちでしたら、以下の動画をぜひご覧ください。
- e movie for Sony 4K Camcorder FDR-AX1 FULL HDHQ
- 姫路城3Dプロジェクションマッピング UHD 4K
- 4K/8K Time Lapse – Pictures in Motion (an Austrian Time Lapse movie)
- Assassin’s Creed Syndicate Meets Parkour in Real Life! in 4K!
動作の遅延が少ない
これだけ解像度の高いディスプレイであれば、動作の遅延があるだろうと思っていましたが、思ったよりストレスなく使えています。
これは、仕事をする上でかなり嬉しいことでした。
※使用するマシン、モニタのスペックに因ります。
4Kディスプレイを使うデメリット
あまりにも高解像度なため、文字が非常に小さく表示されてしまう…
小さい文字でも問題なく視認できるのですが、目が慣れていないため、私は3008*1692の高解像度で表示しています。
ドットバイドットの表示でなくなってしまうので、Webサイトを閲覧する際はどうしても画像の粗さが目立ってしまいますね。
iPhoneでいうと、Retinaディスプレイの場合、Retina対応していないと(画像を実寸より2倍で作成)、粗く見えてしまいますよね。それと同じ現象が起こっています。
タブレットなどで高解像度が普及していくと、PCもより高解像度が求められるようになるのかなと考えたりします。
4Kはテレビの普及もこれから。PCモニターがどのように普及していくのかわかりませんが、購入検討の際にはこういったモニターが普及価格であることも念頭に置いた方が良さそうですね。
※ここでは、Web制作会社のディレクターが使うという視点でのメリット・デメリットです。
まとめ
映像系の職種では導入されている方もいらっしゃると思いますが、4KディスプレイをWeb制作会社で使用するには、正直、まだ早かったようです。ただ、経験と知識にはなるので1社に1台は置いておいても良いのではないでしょうか。
Webでも将来的には動画コンテンツもこれからどんどん増えていくことが予想されるため、あってもいいかもしれませんね!
もちろん、作業領域が広がるので、作業効率は上がる… はず!
以上、4Kディスプレイの使用レポートでした。